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PROFILE
子どもの頃から本が好きで、今も小説を読み続けています。中学生のときにやっていた「読書ノート」に倣い、読書の日記ブログをつけています。
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いつかパラソルの下で[森絵都]
柏原野々は天然石を売る店で働く25歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出していた。その父も亡くなり、四十九日の法要を迎えようとしていたころ、生前の父と関係があったという女性から連絡が入る。世間一般にはありふれたエピソードかもしれないが、柏原家にとっては驚天動地の一大事。真偽を探るため、野々は父の足跡を辿るのだが…。森絵都が大人たちの世界を初めて描いた、心温まる長編小説。
森さんが初めて大人の世界を書いたそうです。確かに少し踏み込んだ題材ですよね。

なんか全体に冗長な印象を受けて、どうもしっくりこなかったかなあ・・・
| ま行(森絵都) | 14:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
ショート・トリップ[森絵都]
「ならず者18号」に科せられた刑罰としての旅。道に迷った「奇跡の犬」の壮大な冒険。生涯、孤高の旅人として生きた伝説の「試食の人」―。ユーモアとサービス精神に溢れた旅を巡る48のショートショート集。単行本未収録作品のほか、本文イラスト・長崎訓子の描きおろしストーリーや、いしいしんじの特別寄稿も加えて、待望の文庫化。
わずか3ページのショートショートが48編です。ウィットに富んだものもあれば、どこにユーモアが含まれているのか分かりにくいものまでいろいろ。「注文のいらないレストラン」、「アフター・フライ」、「ビフォア・フライ」あたりが好きでした。

ところであとがきに書いてありましたが、連載時は毎週1編書いていらっしゃったそうです。毎週毎週新しいネタを考えるのは大変だろうなあ。でもいいアイデアを思いついたときが楽しそうです。
| ま行(森絵都) | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
Dive!![森絵都]
 

飛び込みでオリンピック出場を目指す少年たちを描く作品です。四部構成になっており、第一部ではダイバーにとって重要である優れた動体視力を持つが、優しすぎる知季、第二部では伝説のダイバー白波の孫であり、津軽の海で幼い頃から飛び込みを続けてきた飛沫、第三部では両親が飛び込み選手であるサラブレッド、要一をそれぞれ描きます。そして最後の第四部では三人を含め、九者の視点から物語がクライマックスへと向かっていきます。

この構成にやられましたー・・。
第一部を読んで、盛り上がってきて、これからというところで第二部で視点が飛沫に変わってしまいます。なんで変えちゃうの?と残念に思いつつ読んでいると飛沫の物語にも引き込まれて、そして第三部では第一部を読んでいてどんなことを考えているのかが気になった要一の視点からの物語。これで一気に引き込まれ、さらに第四部では三人以外の視点からも読めてしまう贅沢な構成。どの視点から読んでも飛び込みにかける少年たち・周囲の人々の思いが伝わってきます。特に知季、飛沫、要一の自分の限界を越えて、さらに上を目指そうとする姿勢には読んでいて何度も鳥肌が立ちました。

あとがきで佐藤多佳子さんも書いていましたが、もっともっと読んでいたい作品です。
| ま行(森絵都) | 18:17 | comments(4) | trackbacks(0) |
つきのふね[森絵都]
あの日、あんなことをしなければ…。心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。進路や万引きグループとの確執に悩む孤独な日々で、唯一の心の拠り所だった智さんも、静かに精神を病んでいき―。近所を騒がせる放火事件と級友の売春疑惑。先の見えない青春の闇の中を、一筋の光を求めて疾走する少女を描く、奇跡のような傑作長編。
感情表現や人物のよさを描くのが非常にうまい。なので物語自体にはすぐに入れたんですが、読み進めるにつれて少しリアリティがない感じがしてきて・・・さくらや勝田くんが中学生に見えなくなってしまうのです。話自体はとてもいいと思うんですが。
そのせいか、ラストの手紙も改めて読み返すとすごく息がつまるような言葉が並んでいると思うのに、最初に読んだ時はとても小学生が書いたとは思えず、そこが気になってしまいました・・・うーん、一回引いて見始めるとダメなんだなあ。

楽しめず、ちょっと残念だったけど、人物描写自体はすごく好きなのでもう何冊か読んでみたい。
| ま行(森絵都) | 10:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
風に舞いあがるビニールシート[森絵都]
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で働く里佳とその上司エドの話を描く表題作「風に舞いあがるビニールシート」の他、「器を探して」「犬の散歩」「守護神」「鐘の音」「ジェネレーションX」の6作が収録された短編集。第135回直木賞受賞作。

どれも日々から逃げ出したくなったときに、一歩踏み出す強い気持ちをもらえるストーリーだなって感じました。手元に置いておきたい一冊。また、「犬の散歩」や「風に舞いあがるビニールシート」は「自分には関係ない」って言うのをやめようと思わせてくれます。

文章がとても丁寧で、そして内容を読むときっちり勉強して書いてらっしゃるんだろうなと感じさせました。そんな森さんの真摯な姿勢がまた物語を引き立てているように思います。
| ま行(森絵都) | 09:42 | comments(2) | trackbacks(0) |
カラフル[森絵都]
「おめでとうございます、抽選に当たりました!」
ぼくの魂は生前の罪により、輪廻のサイクルから外された。しかし、抽選にあたったことにより自殺した少年・小林真の体に乗り移り、再挑戦するチャンスを与えられた。ぼくは真として過ごす間に前世で犯した過ちの大きさを自覚しなくてはならないのだ。

少し前に本屋で見掛け、色鮮やかな表紙と面白そうな設定が気になったことと最近ホッと安心、的な小説にどっぷり浸かってることもあり、衝動買いしちゃいました。でも衝動買い、正解!完成度高いです。

乗り移った魂の葛藤が伝わってきます。一度物語に入り込むとぼくと小林真の周囲の人たちが少しづつ変わっていくのがうれしくなります。そして、結末いいですよー。心からホッとします。読み終わって、本を閉じて、表紙を見て、そして目に飛び込んでくる「カラフル」っていうタイトルもいいですね。

森絵都さん、一気にお気に入りな作家さんです。
| ま行(森絵都) | 16:44 | comments(4) | trackbacks(2) |
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