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子どもの頃から本が好きで、今も小説を読み続けています。中学生のときにやっていた「読書ノート」に倣い、読書の日記ブログをつけています。
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八月の魔法使い[石持浅海]
危険だ。関わりあいになるのはあまりにも危険だ。でも、恋人からのSOSに応えないわけにはいかない。入社7年目の若きサラリーマン、経営陣を揺るがす“あってはいけない文書”の謎に挑む!役員会議室と総務部で同時に提示された“工場事故報告書”が、混乱を引き起こす!これはいったい何だ?たまたま総務部に居合わせた草食系サラリーマンは、役員会議室で事件に巻き込まれた恋人を救えるのか。
好きな作家さんですが、今作はイマイチ響かず・・・原因は・・・

前に読んだリスの窒息に主人公の行動、周囲の人々の性格や主人公との関係性が似ているなあ、と感じたことがひとつ。
それから主人公の思考過程が地の文に書かれていくのですが、なんとも都合よく展開しすぎなような・・・そこまで気付くなら松本さんの考えにも気付くのでは・・・?白々しく驚いているように見えてなんか冷めてしまいました・・・
(途中からうがった見方ばかりしてしまったような気はしていますが。)
| あ行(石持浅海) | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
リスの窒息[石持浅海]
けっこう好きな石持さん。帯を読むと非常に惹きつける内容ではないですか。。
昼どきの秋津新聞社投稿課に届いた一通のメール。添付ファイルに写るのは、拘束された女子中学生だった。その後、メールが届くたびに、彼女は服を剥ぎ取られていく。見ず知らずの少女を救うため、新聞社は身代金を支払うべきなのか?前代未聞の要求を前に、必死に活路を見いだそうとする元社会部記者の細川と犯人との息をもつかせぬ攻防が始まる。
思ったよりも普通だったかなあ・・・

ちょっと大げさな部分もありながら、中盤までのストーリーを始め、茜の必死さ、細川の冷静さ、栞のずる賢さは好きでした。

ただ、ラストまでの展開があまり何も起こらずあっさりと終わってしまったような印象を受けてしまったなあ。
| あ行(石持浅海) | 04:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
君の望む死に方[石持浅海]
扉は閉ざされたままと探偵役が同じ作品です。

表紙をめくると著者のことば。
推理小説とは、事件発生と解決を描いた読み物です。その事件が「起きるまで」を丁寧(ていねい)に書こうと思いました。実際に書いてみると被害者も、犯人も、探偵も、みんなそれぞれに努力していることがよくわかりました。あなたは、誰に共感してくださるでしょうか?
本当に丁寧でした。ここまで三者からの観点をじっくり考えた石持さんが凄いです。そしてここまで練られていると何か見落としがあるんじゃないか、とこちらも作者の気持ちをトレースしたくなるんですよね。

以下、ちょっとラストの話。
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| あ行(石持浅海) | 19:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
賢者の贈り物[石持浅海]
「金の携帯 銀の携帯」、「ガラスの靴」、「最も大きな掌」、「可食性手紙」、「賢者の贈り物」、「玉手箱」、「泡となって消える前に」、「経文を書く」、「最後のひと目盛り」、「木に登る」の童話や昔話をモチーフにした10編が収録された短編集です。

彼/彼女がちょっと不思議な行動を起こし、それに困った主人公が「何故彼/彼女はこんなことをしたのか?」と悩み、考え、結論を導いていくというストーリーが多いです。

例えば、表題作の「賢者の贈り物」。これは、カメラが趣味で昔はフィルムカメラを使っていたが、最近はデジタルカメラを利用するようになった夫が主人公です。そんな夫に対して、妻がバレンタインデーにカメラのフィルムをプレゼントする、というところから話は始まります。そして夫は「何故もうフィルムカメラをやめて、フィルムカメラを売ってしまった自分にフィルムをプレゼントするのだろう・・・」と、悩み、妻のメッセージを読み取ろうとするのです。

石持さん作品はRのつく月には気をつけようで好きになりました。今作も「Rのつく月には気をつけよう」に近いところがあるかもしれません。

仮説を立てて、検証していき、その仮説の欠点を見つけ、再度仮説を考える。その繰り返しで最終的に結論に辿りつく、という構成が、軽い謎解きのように見せて本格的な雰囲気を味わわせてくれます。また、結論もちょっとひねりのきいたオチやホッとする締め方など多様で、最後まで楽しませてくれます。10編の中では、「ガラスの靴」、「最後のひと目盛り」がお気に入りでした。
| あ行(石持浅海) | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
扉は閉ざされたまま[石持浅海]
久しぶりに開かれる大学の同窓会。成城の高級ペンションに七人の旧友が集まった。(あそこなら完璧な密室をつくることができる―)当日、伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。何かの事故か?部屋の外で安否を気遣う友人たち。自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。しかし、参加者のひとり碓氷優佳だけは疑問を抱く。緻密な偽装工作の齟齬をひとつひとつ解いていく優佳。開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった…。
犯行現場から物語が始まるため、事故への偽装がどこから崩されていくかが焦点となるわけです。そして、動機は何か?伏見は何故現場を閉ざしたのか?なんてことを気にしながら読み進めていきます。

しかし、結構明らかに、分かりやすく書かれているので、どうやって犯行が明らかになるか等、読んでいて気付きます。それでも、優佳の物静かな雰囲気と伏見の「何かミスはしていないか?」という心情描写からドキドキ感は伝わってきます。

ラストはちょっと「ほう」という展開。
| あ行(石持浅海) | 00:18 | comments(2) | trackbacks(0) |
Rのつく月には気をつけよう[石持浅海]
わたし、湯浅夏美と長江高明、熊井渚は大学時代からの飲み友達。機会があれば集まって飲んでいるが、いつも同じメンバーでは進歩がないということで誰か一人が友達をゲストとして連れてくる。そんなゲストの話は飲みの席でのちょっとした雑談となるはずだったが・・・

表題作「Rのつく月には気をつけよう」の他、「夢のかけら麺のかけら」、「火傷をしないように」、「のんびりと時間をかけて」、「身体によくても、ほどほどに」、「悪魔のキス」、「煙は美人の方へ」の全7短編が収録されています。

石持浅海さんはこれが二冊目。初めて読んだ「月の扉」はちょっと馴染まなかったんですが、表紙デザインが気に入り、再度挑戦。本作品は楽しめました!
ちょっとした雑談だったはずがその裏に隠れた様々な意図が明らかになる、という展開はまあ他にもあるかもしれませんが、それでも十分に引き込まれました。それぞれ、どういう方向に進んでいくのかなかなか分かりませんでした。ラストもきれいに決まってましたし、満足満足。
| あ行(石持浅海) | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
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