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子どもの頃から本が好きで、今も小説を読み続けています。中学生のときにやっていた「読書ノート」に倣い、読書の日記ブログをつけています。
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メリーゴーランド[荻原浩]
過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。愛する妻に子供たち、あぁ毎日は平穏無事。…って、再建ですか、この俺が?あの超赤字テーマパークをどうやって?!でも、もう一人の自分が囁いたのだ。“やろうぜ。いっちまえ”。平凡なパパの孤軍奮闘は、ついに大成功を迎えるが―。笑って怒って、時々しんみり。ニッポン中の勤め人の皆さん、必読。
赤字テーマパーク「アテネ村」再建物語というところに留まらない、啓一と彼を取り巻く人々とのやり取りも含めた、啓一の人生の一部を辿った物語と感じました。全編、啓一の視点で進み、啓一がおかしいと思うことに対して、ふつふつと燃え上がっていくのが伝わってきます。感情移入します。市役所OBや出向職員から成るテーマパーク運営会社ペガサスの幹部の感覚のズレや市長の身勝手さに、啓一と一緒になってふつふつと燃え上がれる小説です。

ラストも不自然にうまくいくわけではないけれど、それでも前向きに感じさせてくれる。軽い文体で物語のようでいて、でもどこか現実的だなと思わされる荻原さんの世界にどっぷりと浸らせてもらいました。
| あ行(荻原浩) | 22:44 | comments(2) | trackbacks(0) |
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