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PROFILE
子どもの頃から本が好きで、今も小説を読み続けています。中学生のときにやっていた「読書ノート」に倣い、読書の日記ブログをつけています。
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地図男[真藤順丈]
仕事中の“俺”は、ある日、大判の関東地域地図帖を小脇に抱えた奇妙な漂浪者に遭遇する。地図帖にはびっしりと、男の紡ぎだした土地ごとの物語が書き込まれていた。物語に没入した“俺”は、次第にそこに秘められた謎の真相に迫っていくー。第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作待望の文庫化!文庫版特別付録「『地図男』の地図帖」も収録。
地図男の話なんですが、地図に書かれたエピソードが少しずつ出てくるので、ある意味短編集的でもあります。そのせいか話が飛んでいて、序盤はなんとなく読みにくかった。

しかし、終盤に出てくる「ムサシとアキル」だけで一気に面白くなった!正直、この短編ひとつでも良かったぐらいでしょうか。
| さ行(その他) | 09:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
無花果の実のなるころに[西條奈加]
父の転勤に同行せず、神楽坂の祖母と暮らすことを決めた中学二年生の望。包丁も持てない祖母は面倒くさがりで、気が強くて、決して世話好きには見えない。でも「お蔦さん、お蔦さん」と誰からも頼られるような、不思議な吸引力を持っている。そんなお蔦さん目当てに人が集まってくるから望も何かと忙しくて…。お蔦さんや学校のみんなに振り回されつつも少しずつ成長していく望の、あたたかくて少しだけ波乱のある爽やかな日常。表題作を含む六編収録の短編集。
「罪かぶりの夜」、「蝉の赤」、「無花果の実のなるころに」、「酸っぱい遺産」、「果てしのない嘘」、「シナガワ戦争」の6編収録。

中学二年生の望が料理得意という、なかなか突拍子も無い設定ですが、でも面白い!ちょっとミステリーもありつつ、ほっとする話もありつつ、少し厳しい話もあり。いろいろ楽しめました。
| さ行(その他) | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
六枚のとんかつ[蘇部健一]
『メフィスト賞』第三回受賞作。大笑いか激怒かっ!?決して読む者の妥協を許さぬ超絶アホバカ・ミステリの決定版、遂に登場!流麗にしてクレバー。この“難問”を自力で解いた時には感動すらおぼえる表題作。思わず“ナルホド”とヒザを打つ『音の気がかり』。“ウゲッ”と絶句する『しおかぜ17号四十九分の壁』他、全15編+αを完全収録。
そこまでアホバカかなあ。。。表題作、六枚のとんかつとかけっこううまいと思いますけどね。

しおかぜ17号四十九分の壁のオチは確かにアホバカですが・・・(笑)
| さ行(その他) | 20:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
ラプソディ・イン・ラブ[小路幸也]
続くときはいい作品が続くもので・・。小路さん、少しハマり始めかもしれません。

離れ離れになっていた俳優一家の5人が、父の、そして監督の呼びかけで映画を撮ることになった。その内容は「父の最期を家族5人で過ごす」というもの。日々新しい台本が配られ、彼ら5人の「演技」を納めていく。しかしそれは演技なのか素なのか。フィクションなのかノンフィクションなのか。

カメラが回っているシーンと、素の5人を描くシーンが交互にやってきます。こういう構成は初めて見ました。映画も現実もそれぞれどういう結末に向かうのだろう、と、気になります。そして、徐々に明らかになるそれぞれの過去や思いがいい具合に染み込んできます。

ラストはホッとしたというのが一番の感想かな。じっくり人を描く、落ち着いた映画を見たときの様な、いい余韻に浸りました。
| さ行(その他) | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
カレンダーボーイ[小路幸也]
1968年―。三億円強奪事件をきっかけに、一家心中で亡くなったクラスのアイドル里美ちゃん。寝て起きたら過去と現代を行き来する“ぼくら”は、彼女を救えるのか?ノスタルジックタイムトラベル小説。
久々の小路さん。「空を見上げる古い歌を口ずさむ」のファンタジーぶりが気に入らず、期間が空いていました。

今作は良かったです。初読みの印象に囚われすぎるのも良くないですねえ。

アイデア勝ちな本でしょうか。ラストは少し切ない・・・

良くも悪くも「普通に」好きな本です。小路さんの作品は、安定して好きな本に出会えそうな気がしました。
| さ行(その他) | 21:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
チューバはうたう―mit Tuba[瀬川深]

チューバ。でかい、重い、音がやたらと低い。この世に楽器はあまたあるのに、なんで私はこんなものを吹いているんだろう──。チューバのごとくでかく、不器用で無愛想な女子が、いつしかこの楽器の音に魅せられ、音楽にのめりこんでいく。そして訪れる奇跡の夜! 音楽のようにうねる文体が選考委員からも絶賛された受賞作に、渾身の書き下ろし作品「飛天の瞳」「百万の星の孤独」を併せて収録。
表紙の雰囲気が気に入り、読んでみました。

表題作は中学時代に始めたチューバを、会社員になってからも趣味として続けている女性を取り上げた作品です。確固たる趣味を持ったこの女性をかっこいいなと思うものの、そのまわりくどさに少し辟易します。話がまったく進んでいかないように思えてしまいました。

三作品の中では「百万の星の孤独」は好きでした。北東北の山間の小さな町で行われたプラネタリウム上映会を取り巻く人々のお話です。

「チューバはうたう」の音楽シーンや「百万の星の孤独」の星の情景などの表現はよかったです。シーンが頭に浮かびました。特にプラネタリウムのシーンは印象に残りましたね。
| さ行(その他) | 21:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
ショートカット[柴崎友香]
人を思う気持ちはいつだって距離を越える。離れた場所や時間でも、会いたいと思えば会える。「だって、わたしはどこにでも行けるから」―遠い隔たりを“ショートカット”する恋人たちのささやかな日常の奇跡を描いた、せつなく心に響く連作小説集。
「ショートカット」、「やさしさ」、「パーティー」、「ポラロイド」の4短編が収録されています。

むむむ。読み終えて、とまどっています。文庫の裏書を読んで、そういえばそんな話だったか、と思い出しました。あまり印象に残る感じではないんですが、かと言ってつまらないわけでもないんです。

まだ、柴崎さんの世界観に慣れていないのかな?もう一作読んでみます。

| さ行(その他) | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本一不運な男[新堂冬樹]
表紙を見て、不運な男がドジな失敗を繰り返す笑える話、みたいなものを想像していたんだけどなあ。ぜんぜん違った。

恋人に誕生日プレゼントを渡そうと急いでいた三沢はその途中、突然拉致され、殺人を命じられる。恋人を人質に取られてしまい、仕方なく殺人のためのトレーニングに挑戦し始めるのだが・・・。

面白い話なのかどす黒い話なのかどっちつかずな雰囲気で進んでいき、イマイチのめり込めなかった。でも少なくとも犬に追っかけられている表紙から想像される面白い系ではない。後半の洗脳のあたりからは気持ち悪かったし。特に殺人精神トレーニングの部分はやけにリアルだった・・・。

連載時は「ミッション」というタイトルだったようだが、そっちの方が合ってる気がするなあ。
| さ行(その他) | 01:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
結党!老人党[三枝玄樹]
息子に「老い先短いんだからやりたいことをやれ」と言われた72歳の宮下辰夫。小学生の頃に描いた総理大臣になる夢を思い出し、国会議員になることを決意する。「老人は老い先短く、守るものもないから若い人たちにはできない大それたことができる。現在の国会にいる悪い議員を追い出して、国会を綺麗にして後継者に引き継ごう。」と主張し、演説を始めると、またたく間に老人たちに支持され、老人党が結党される・・・。
と、このように始まり、話は総選挙・投票・国会と進んでいきます。

人物描写や展開など全体的にリアリティが感じられなかった・・・。特にラストはちょっと強引だなあ・・・。でもコンセプトは面白かった。それだけで筆者の気持ちは伝わってきます。

ところで、この作品は表紙が気に入りました。イラストはオームラトモコという方。装丁は鈴木成一デザイン室。ちょっと前にテレビ出てるの見ましたが、それ以降装丁やイラストを誰がやっているのかを気にしてます。鈴木成一デザイン室のもの、よく見ます。人気なんですね。
| さ行(その他) | 11:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
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